2011年5月19日(木)22:55~23:25 NHK総合
■ 爆笑問題のニッポンの教養
出演者:徳永進(野の花診療所・院長)
爆笑問題が学問の本質を追究していくNHK番組「爆笑問題のニッポンの教養(爆問学問)」 毎回あらゆる分野で活躍しているプロフェショナルな人たちをゲストに迎えてお送りされています。 2011年5月19日は「死ぬ前にしたいこと」と題して、野の花診療所の徳永進院長が登場します。
日本人の死因の第1位で、3人に1人が亡くなる病気といわれる「癌(がん)」 転移を抑える新治療が生み出されていたり、新たな発想によるがん治療が生み出されていたりと、まさに日進月歩で進化を遂げていますが、いまだに不治の病というイメージが付いているのが正直なところではないでしょうか。 そんなガンをはじめとする生命を脅かす疾患に直面している患者とその家族に対して、身体の痛みはもとより不安・恐怖・絶望などの精神的苦痛を和らげ、それが障害とならないように予防したり対処したりする治療が「ホスピスケア(緩和ケア)」 日本ではまだ新しい試みの治療法ですが、徐々に広がりを見せています。
そんな緩和ケアを行っているのが、鳥取県鳥取市にある「野の花診療所」の院長をつとめる徳永進(とくながすすむ)さん。 1948年鳥取県生まれで京都大学医学部を卒業したのち、鳥取赤十字病院内科部長などを経て、2001年から野の花診療所を開設して現在に至っています。 また、著作も多数残しており、1982年には「死の中の笑み」で第4回講談社ノンフィクション賞を受賞しています。 なお、徳永さんのモットーは、死期が近づいた患者さんには思うがままに過ごしてもらうということ。 その思いを抱いて、これまでに数千人の患者さんを看取ってきました。 誰しもが必ず迎えるであろう最期の時、そこには一体どのような想いが存在しているのでしょう・・・